階段や、立ち上がる瞬間などに「ビリビリ」と「ハリ」が気になる方はいませんか？年齢とともにこわばりが強くなってくることで、徐々に状態が進行していきます。
初期段階でケアをしていると良いケースが多いのですが、実際には多くの方が年齢のせいと諦めてそのままにしてしまうことで、状態が進行し、ケアに時間がかかることが多いのです。
今回は、プロ野球選手、プロ競輪選手、などアスリートの施術も行うエキスパート「佐々木整骨院」の佐々木 院長より膝や腰に関するハリのお悩みについて、専門的な視点から、ご自宅でできるホームケアについてお話していきたいと思います。
実は腰や膝の悩み、男性では体の悩み第1位、女性では第2位と上位に
厚生労働省発表の｢平成22年 国民生活基礎調査の概況｣でも、10％以上、約1000万人以上の方が腰などの悩みを訴えています。
以下の表の有訴者というのは自覚症状をもっている人を意味します。
腰の課題は男女とも多く、慢性的な課題となっています。
ですが、多くの方は放置しているのが現状のようです。
膝や腰の悩みを放置することは
絶対にやめてください。
なぜここまで強く言うかというと、多くのケースは気になっている部位の周りのクッションなどのサポート成分が不足していることにあります。
ですから、本来は初期の段階で適切にケアを行えばよいのです。
ですが、放置をすることで、ツラいことを避ける傾向に心理的になってしまい、外出などが減ってしまいます。
歩かないと下半身の血流も弱くなってしまいますからめぐりも悪くなり、栄養が届きにくく、どんどんとハリなどの違和感は強くなってしまいます。
当院ではこのような「あゆみの悪循環」をしてしまう方が多くいらっしゃいます。ですので、毎日の家でできることなど生活習慣のアドバイスも行っています。
私がおすすめするデイリーケアについて
基本的なことかもしれませんが、こういった対策は早いほうが断然よいです。
それは、体の生まれ変わりが高齢の方ですと60日を超えることもあり、ハリ感をサポートできるまで時間がかかってしまうからです。少しでも早く今までの生活で動けるようになるためにも、ご自身での習慣をしっかりと見直していくことは欠かせません。
ですからこの3つについて、皆さまも取り入れていただければと思います。
ポイント① ストレッチなどの運動
これはどの専門家でも、お伝えしていると思いますがストレッチです。歩いたりするときに違和感を感じるかたはラジオ体操のようなものでも構いません。
まずは下半身にしっかりと血流が回していくことが重要です。筋肉も衰えないようにすることで、ポンプの役割をしてくれます。
運動を行うことで、体の緊張も解くという狙いがあります。
ポイント② 正しい姿勢を維持する
本来ですとこれを一番に持ってきますが、説明の順序から2番にしました。
当然ですが、左右に曲がっているケースは良くないのは誰でもわかりますが、前後はわかりにくいですよね。膝や腰、体全身はつながっていますので、前に倒れたりすることで、どこかが引っ張られます。
首が倒れたりすると、膝の罹患につながるというケースもあるわけです。
もともと、人間は真っ直ぐな姿勢で、安定するようにできていますから、かがんでしまうような姿勢を改善していけるといいです。
ポイント③ 関節成分のボディクリームでマッサージを行う
やはり、ハリ感をケアするためにも突っ張りを和らげるタイプのボディクリームは実感値が高いです。マッサージと併用することでめぐりも良くなりますし、直接成分が浸透することは、衰えが気になる部分には重要です。
私が推奨しているのは、やはり「温感ジェルタイプ」です。様々なタイプがありますが、塗る時にぽかぽか温感があるのは気持ちが良いです。毎日こういったものを使うことでつらさも和らぎます。
実際に当院にいらした方にも薦めてきましたが、多くの場合は、3ヶ月から半年以内に状況が好転していると思います。かなり重たい70代の方のケースの方においても、根気強く私とのケアを併用していくことで、1年3ヶ月後にはホームケアだけで良い状態となりました。
ボディークリームを使ってこれまで、延べ584名の方をみてきましたが、殆どの方が、理想の状態になっていきました。
逆に言えば正しい方法を知らないというだけで、悪循環に向かい未来を台無しにしてしまうかもしれないということです。（経験上10年放置するだけでどんどん対処が難しくなります）
膝と腰の悩みは、決して諦めないでください。
膝と腰の悩みは、絶対に放置してはいけません。根本的なケアをするだけでいいんです。放置して良いことが一つもありません。
決して諦めず、早く、正しいケアを行ってください。あなたの悩みの一助になれたなら幸いです。
